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クラウドサービスを理解する IaaS, PaaS, SaaS

2019年12月20日

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クラウドコンピューティングは、インターネットで、仮想化されたITリソースをサービスとして提供することを意味します。そして、クラウドコンピューティングで仮想化し、サービスとして提供される対象は、サーバー、プラットフォーム、ソフトウェアです。

AWS、Azureが大衆化され、クラウドをインフラの仮想化という概念だけで認識している人が多いですが、クラウドは、インフラだけでなく、プラットフォームとソフトウェアまで含まれているオンラインのすべての領域をカバーするかなり幅広い概念です。そのため、クラウドは分野別の特性ごとに分けて理解することをお勧めします。

クラウドサービスの種類は下記のように大きく3つに分けられます。
  • Infrastructure as a Service(IaaS, アイアス, イエス)サービスとして提供されるインフラです。開発者に提供される物理的なリソースを仮想化します。
  • Platform as a Service(PaaS, パス)サービスで提供されるソフトウェアです。顧客に提供されるソフトウェアを仮想化します。
  • Software as a Service(SaaS, サス)サービスで提供されるソフトウェアです。顧客に提供されるソフトウェアを仮想化します。

クラウドを区分して調べてみましょう。

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Iaas:サービスで提供するインフラ

クラウドインフラサービスは、拡張性が高く、自動化されたコンピューティングリソースを仮想化して提供することです。

IaaSは、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージ、およびその他のインフラストラクチャーを使用するためのサービスであり、ユーザーは必要に応じてサービスを介してリソースを購入することができます。 (IaaSは韓国ではイアスまたはアイアスと呼び、英米圏では、イエ:スまたはアイアスと発音します。)

PaaS:サービスで提供するフラットフォーム

クラウドフラットフォームサービスは、主にアプリケーションを開発する際に必要なフラットフォームを提供することです。

PaaSは、カスタムアプリケーションを開発して使用することができる開発者のためのフレームワークを提供しています。開発者は、ミドルウェアをインストールしなくても、ミドルウェアが提供するAPIを使用してソフトウェアを開発することができます。

SaaS:サービスで提供するソフトウェア

クラウド・アプリケーション(ソフトウェア)サービスは、ユーザーに提供されるソフトウェアを仮想化して提供することです。SaaSは、サードパーティベンダーが管理するユーザーにアプリケーションを提供するために、インターネットを使用します。ほとんどのSaaSアプリケーション、Webブラウザを介して直接実行されるため、クライアント側でダウンロードやインストールをする必要はありません。

何を提供するのか

iaas_paas_saas cloud service model 比較

クラウドは、オンラインの幅広い領域をすべてカバーする広範囲な領域です。クラウドサービスは、提供する範囲に応じてIaaS、PaaS、SaaSに分かれているので、それぞれのクラウドサービスが提供する内容を見てみると、クラウドを理解するのにとても役立ちます。

IaaS:物理的なリソースを提供

IaaSは、お客様にサーバー、ネットワーク、OS、ストレージを仮想化して提供し、管理します。IaaSは、仮想化された物理的な資産をUI形態のダッシュボードまたはAPIで提供します。IaaSのお客様は、サーバーとストレージにアクセスすることができますが、事実上、クラウド上の仮想データセンターを介してリソースを提供してもらう形です。IaaSは、既存のデータセンターから提供された物理的な資産を完全に仮想化して提供するため、サーバーの仕様の変更などの物理的な資産の修正が必要な場合は、既存の方式に比べてはるかに迅速なな対応が可能です。

IaaSのプロバイダは、サーバー、ハードドライブ、ネットワーク、仮想化、およびストレージを管理し、顧客は、OS、ミドルウェア、アプリケーション、およびデータなどのリソースを管理する必要があります。

PaaS:ソフトウェア開発を支援するプラットフォームを提供

PaaSは、お客様にOS、ミドルウェア、ランタイムのようなソフトウェアを作成するためのフラットフォームを仮想化して提供し、管理します。この仮想化されたフラットフォームは、Webを介して提供され、開発者は、オペレーティングシステム、ソフトウェアの更新、ストア、またはインフラの管理をする必要がないので、ソフトウェア開発に集中することができます。PaaSを使用すると、企業は特別なソフトウェアコンポーネントを使用してPaaSに内蔵されたアプリケーションプログラムを設計して作成することができます。これらのアプリケーションやミドルウェアは、特定のクラウドの特性を取り入れる際に、拡張可能であり、可用性が高いです。

SaaS:お客様が使用するソフトウェアを提供

SaaSは、顧客に代わりソフトウェアとデータを提供し、管理します。パッケージまたはOn-premise方式である既存のソフトウェア配信方式とは異なるSaaSは、個々のコンピュータにアプリケーションをダウンロードしてインストールする必要がありません。SaaSを介してサービスを提供する企業は、データ、ミドルウェア、サーバー、ストレージのようなすべての潜在的な技術的問題を管理するため、顧客は、メンテナンスや資源を簡素化して、ビジネスに集中することができます。

クラウドの長所と短所

クラウドのインフラサービスを使用する際の利点とクラウドソフトウェアサービスを使用する際の利点は、もちろん異なります。この3つのクラウドサービスの長所と短所をそれぞれ説明します。

IaaS:メリット
  • コスト物理的リソースをサービスとして使用するため、固定費がかかりません。
  • 速度物理的リソースをすぐに消費することができます。
  • 管理
    • 物理的リソースの管理を論理的な領域に置き換えることができます。
    • 物理的リソースの自動展開が可能です。
    • 物理的リソースの安定した運営をベンダーに任せることができます。
    • 物理的リソースの規模の拡大や縮小が自由です。
PaaS:メリット
  • コスト必要なプラットフォームのみ、消費形態で使用するため費用の負担を少なくすることができます。
  • 速度開発と展開プロセスを迅速に行うことができます。
  • 管理
    • ソフトウェアのメンテナンスが容易になります。
    • 仮想化技術をベースに構築され、ビジネスの変化に応じて、リソースを簡単に拡張または縮小することができます。
    • アプリケーションの開発、テスト、および展開をサポートする様々なサービスを提供しています。
    • 多くのユーザーが同じ開発アプリケーションにアクセスすることができます。
PaaS:デメリット
  • 特定のフラットフォームサービスに依存するかもしれません。
SaaS:メリット

SaaSは、ソフトウェアのインストール、管理、およびアップグレードなどの面倒な作業にかかる時間とコストを大幅に削減することができるため、従業員と会社にとってたくさんの利点があります。したがって技術スタッフは、組織内で、より緊急で重要な問題に集中することができます。

  • コストソフトウェアを消費形態で使用するため、費用の負担を少なくすることができます。
  • 速度すぐに使用が可能です。
  • 管理
    • ソフトウェアをインストールした物理的リソースを必要としません。
    • いつでもどこでもアクセス可能です。
SaaS:デメリット
  • カスタマイズが困難である。

クラウドをいつ適用しなければならないか

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IaaS:すぐに変化を望むなら

スタートアップ企業や中小企業にとって、IaaSは素晴らしいオプションなので、ハードウェアやソフトウェアをインストールすることに時間とお金を無駄にする必要はありません。 IaaSは、アプリケーションとインフラを完璧に制御しようとする大規模な組織にとっては便利なものですが、実際に消費されたり必要とするものを購入する場合にのみ有効です。急速に成長している企業の場合、IaaSは、要件が変化し発展するにつれて、特定のハードウェアやソフトウェアに専念する必要がないので、良い選択になることがあります。また、必要に応じて拡張または縮小することができるという柔軟性があるので、新しいアプリケーションにどのような要求が必要なのか、まだ確実でない場合に役立ちます。

PaaS:迅速な開発を望むなら

PaaSが必要な場合や役に立つ場合がよくあります。同じ開発プロジェクトを実行する複数の開発者がいたり、他のベンダーも含まなければならない場、PaaSは、全体のプロセスに優れたスピードと柔軟性を提供することができます。 PaaSは、カスタマイズされたアプリケーションを作成する際にも便利です。また、クラウドサービスは、コストを大幅に削減することができ、アプリを迅速に開発したり、配布する場合に発生するいくつかの問題を単純化することができます。

SaaS:ビジネスに集中したいなら

セキュリティ上、特に気になる部分がないならば、SaaSはすべての企業に優れたオプションです。また、コラボレーションが必要な短期プロジェクトであれば、SaaSを導入する方がはるかに有利です。一般的に、On-premiseソリューションは、モバイルアクセスをサポートしていないため、モバイルアクセスが必要な場合でも、SaaSを使用すると、コストと時間を節約することができます。

関連記事:クラウドに移行する前に必要な準備事項は何か?

クラウドサービスの例

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IaaS

- Amazon Web Service(AWS), Microsoft Azure, DigitalOcean, Google Compute Engine(GCE)

PaaS

- AWS Elastic Beanstalk, Windows Azure, Heroku, Google App Engine

SaaS

- Google Apps, Dropbox, Salesforce, WhaTap

最後に

現在も、数多くの企業の役員の方々が、クラウドを適用するかどうかについて悩んでおり、たくさんのスタートアップ企業がクラウドベースでのサービスを作っています。会社にクラウドを導入しなければならないのであればIaaS、PaaS、SaaSの中で、どの種類を導入したら良いのかを知っておく必要があります。そして、自社のサービスが、クラウドベースのサービスであれば、顧客に、なぜ導入しなければならないのかを、簡単に説明できなければいけません。Whatapは、国内では珍しいSaaSモニタリングサービスを提供しています。 今後、日本でもたくさんのクラウドサービスができたらいいなと思います。

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